夜食を食べても太らないためには?

夜食を食べる習慣は危険

夜食を食べる人には耳の痛い話ですが、同じ量を食べるならば、夜食は昼の食事よりも太りやすいことは、どうも間違いないようです。

 

人間の体は一日24時間の中でいつも同じ状態というわけではありません。たとえば、有名なステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン)では、早朝が一番多く分泌されて、夜間になると分泌量が減少します。ステロイドホルモンは体の血糖値を上昇させて、体がエネルギーを燃焼するようにする働きがありますから、同じものを食べたとするなら、朝の方が太りにくくなり、逆に夜の方が脂肪を貯めやすいということになります。

 

自律神経の面で考えてみても筋が通っています。人間の体は、2つの自律神経(交感神経と副交感神経)がバランス調節されています。交感神経が優位な状態は気分的に興奮している状態で、副交感神経が優位な程リラックス気分になります。

 

交感神経優位な状態では、血管が収縮して、脈拍数や血糖値も上昇します。副交感神経優位な状態では、逆に血管が開いてゆったりした気分なので、寝る前の状態になります。

 

眠りに入る前はこの状態がいいのは確かですが、この時に何かものを食べるとしたら、一番太りやすい状態だというのも確かとなります。まだ起きているという時の夜食より、更に危険なわけです。

 


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